「注意欠如」って何ですか?
ソウ
自分も透明人間になりたい。
◆ 解説
というわけで、ADHD編、まずは「AD」についてです。
今回の話をまとめますと、
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○ ADHDとは「注意欠如・多動症」のこと。
○ ADは「はしさき」こと
・話が聞けない
・集中できない
・先延ばしにしてしまう
・記憶できない
と覚える。
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という内容でした。
さてこの診断基準。
DSMⅣでは「9コのうち6コ当てはまる」というのが診断のポイントでしたが、
直近のDSM5から、17歳以上の場合は「9コのうち5コ」となりました。
一段甘くなったのです。
(ちなみに17歳未満の場合は「9コのうち6コ」です)
また重要なのですが、「子供のころからその症状があったか」という点があります。
なぜなら「ここ最近だけちょっとポーッとしている」という場合、たとえば「うつ病」などと区別がつからないからです。
この「子供」の年齢ですが、DSMⅣでは「7歳」とされていましたが、DSM5では「12歳」となりました。
いずれにしても、小学生時代からその症状があった、ということも大切になります。
「今だけ」であるなら、一過性のものとして、そんなに心配する必要はありません。
特に何より大事なこととして、マンガにあるように「困っているかどうか」がポイントです。
当てはまるものが5コ6コあったからといって、即治療しなければ、というわけではありません。
あなたが当てはまり、なおかつ「ちょっと困っている」という場合は、治療ができるところを当たってみてもいいかもしれません。
(完)
ちなみにゆうメンタルクリニックでは、ADHDのテストと治療も行っております。
お気軽にご連絡いただければ幸いです。
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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
復職支援・精神科デイケア(ゆうリワークセンター)