何度も手を洗う方は「強迫性障害」が考えられます。~マンガで分かる心療内科~

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強迫性障害とは、自分でも無意味、合理的ではないととわかっていて、やめたいと思っていてもそのことが頭から離れない(強迫観念)と、
わかっていながら何度も同じ確認行動をくりかえしてしまう(強迫行為)2つをさします。

World Health Organization( 世界保健機関 )の報告では、生活上の機能障害をひきおこす10大疾患の1つに指定されています。

発症は、男女差少なく35歳以降は減少傾向にあることから若年層に発症しやすい精神疾患とされています。

強迫性障害の症例として良く知られているのが「何度も手を洗う」「何度も火の元・戸締り確認」ですが、生活の中の些細な事柄の全てがその対象となりえます。

起床時ベットから降りるのが右足親指からでないとダメだからもう一度やり直すとか、道路の石畳の境目を踏まなければならず、なんらかのアクシデントで決まった行為が出来ないと最初からやり直さないと先に進めない、等の儀式的な行為にこだわる場合もあります。

自殺するのではないか、自分が犯罪を犯したのではないかと強く不安を抱くなどの例もあります。

頭では「不合理だ、意味がない」と自分自身よくわかっていてもやめられない状態で、このような強迫症状が1日に1時間以上継続し、社会的な活動において著しい低下がみられると強迫性障害が疑われます。

治療すれば改善される疾患とされています。

さらに詳しくは、こちらのマンガをご覧下さい。

強迫性障害って何ですか?(不潔恐怖・確認恐怖)

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